MANPUKU HAPPY DAY

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我が家の愛犬「まんぷく」は、ミニチュアダックスの女の子。やんちゃ盛りの2歳です。まんぷくのための手作りごはんレシピを中心に、日々の出来事を綴ります。訓練所でのトレーニング経験あり。

【飼い主トレーニング⑥】心にブレーキをかけるもの(2020.2.3)

こんにちは。まんぷくのかあちゃんです。

昨日も、まんぷくに会いに行き、トレーニングをしました。
訓練士さん同行で前回とは違う公園に行き、散歩中に気をつけたいことを教わったり、よその犬と行き会ったときにケンカをさせない方法を学んだり、充実の内容でした。

ダックスと階段

今回のコースにはちょっとした階段もあり・・・一瞬、「どうしようかな」と思いながら訓練士さんの方をチラ見するかあちゃん。
このまままんぷくに進ませていいものか、一瞬迷ったのです。
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ダックスは腰を傷めやすいので、飼い主がしっかりと動きを見張り、落ちたり転んだりしないように気をつけないと・・・だから階段は基本NGっていうのが定説ですよね。
誤解を恐れずにいうと、かあちゃんはこれに違和感があって仕方ないんです。

もちろん常に注意はすべきと思いますが・・・特に人間でもチョット大変な、高さのある急階段(登山道にあるような)は、確かにムリさせないほうがいいと思う。
あとは家のなかの階段とか(←すべりそうだから)? ウチはマンションなのでもともと無いけれど。。

インスタとかで、ダックスが階段をのぼっている動画や写真がアップされると、ちょっとした段差であっても必ずといっていいほど「キャー、危ない!飼い主サン、気を付けてあげて(汗絵文字)」とか、「ダックスちゃんに階段は危ないよ~。抱っこしてもらって~(クローバー絵文字)」などと言いだす人がいて、見るたびにその過保護ぶりに違和感を感じてしまう。

何だろうなぁ~~
階段=避けるべき
危ないもの=とにかく飼い主が守って守って守り抜く!というの、神経質になり過ぎるとかえって犬の成長の機会を奪いそうな気がするんですが~・・。
さじ加減が難しいですね。。

ダックスの腰をケガから守るっていうのは本当に大切なことで、この必要性を否定するつもりは一切ないけれど、何でもかんでも避ければいいってもんじゃない気が。。
むしろ足腰の筋肉や骨を鍛えさせ、歳をとったときにちょっとくらいのことではケガしない、強い体を作るというのも重要なんじゃないかと。

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訓練士さんの判断

果たしてこの訓練士さんは階段に対してどんな考えを持っているのか・・・そういや訓練所に階段がないので、今まで聞いたことがなかった。
いい機会なので階段を前に「ダックスって、やっぱり階段は避けた方がいいですか」と聞いてみたら・・・

一瞬、「は?なんで?」

みたく、不思議そうな顔をされた(笑)。

こちらが言わんとしていることを理解すると、「大丈夫です。よほど急でなければ・・・そして本人(本犬)が嫌がらない限りは、基本的には自分でのぼり降りさせてください」と言っておられました。

試しにまんぷくを階段の前に立たせて「GO!」と声をかけてみたら・・・

タッタカいくやんけ!!( ゚Д゚)

訓練士さんに預ける前は、公園とかで階段を前にすると止まってしまい、「抱っこしろや」と飼い主を見上げるのが常だったのに・・・。
やはり甘やかしているうちに(=飼い主が先回りして、階段があるたびに抱っこしてるうちに)、まんぷくも「階段は抱っこしてもらうもの」と覚えてしまったようだ・・・。
だけど「行きなさい」と促せば、ちゃんとのぼり降りできた(かあちゃんよりよっぽど軽快に)。

階段については「そんな気にしなくてよい」と言うものの、訓練士さんも無頓着な人というわけではなく「階段よりよほど気を付けてほしいポイントがある」と言い、注意すべきポイントでは割と厳しめに「こういうところは飼い主さんの方でちゃんと気をつけて、避けてあげてください」と教えてくれました。

色々なワンコと出会う公園散歩

園内を歩いていると、色んな飼い主さんとその愛犬とすれ違う。
ホント色んな犬がいて楽しい。
大体みんないい子で、まんぷくを見つけて吠えてくる子もいない(ほんとスゴイ・・・どうやってしつけてるんだろう? 教えてほしい・・・)。

しかし、吠えることはなくても、表情や仕草で挑発してくる子はたまにいる。
そしてまんまと挑発に乗るまんぷく(笑)。
野性児・まんぷくが覚醒し、全身の毛を立たせて臨戦態勢に入る。
今にも飛びかかろうとした・・・・まさにそのときの対処法も教わり(コレがけっこう大変・・)、何とか散歩を終わらせたのでした(疲労)。

やや気になる事件

でもこの日も、「相変わらず、飼い主さんのまんぷくに対する気迫が足りない」と指摘され続けたかあちゃん。

しかもこの日、ちょっと気になることが起きて。
それをきっかけに、ますます身が入らなくなってしまった・・・。

何があったかといいますと。
園内の割と広めの遊歩道を歩いているとき、向こうから小型犬を連れた女性が来た。
まんぷくは小型のおとなしい子にはあまり興味を示さないのですが(自分より大きくて強そうな相手に向かって行きたがる)、その女性の小型犬に対しては耳をピクッと立ちあげ、背中の毛も逆立たせたため・・・かあちゃんもまんぷくのリードを握り直し、いつでも対応できる体制に入った(でもこの段階でリードは引かない。あくまで準備しただけ)。
前もって「(ケンカ買っちゃ)ダメだかんね!」と小声でまんぷくに口頭注意を入れる。

ギリギリでまんぷくも抑制がきき、互いに吠えることなく普通にすれ違い、ホッ・・・

でも、背後に視線を感じて振り返ると・・・すれ違ったと思ったその女性が、立ち止まって犬と一緒にこちらを見つめているではないか。。。

「えっ・・・」と思いながらも、まぁいいかと思って再び歩き出したら・・・・

その女性が、
わざわざ向きを変えて、ついてくる!!!!

なんでなんで・・・と思いながらも平静を装い、訓練士さんと話しながら再び歩き出すかあちゃん。

でも、ずーーーーーーっとついてくる!!
しかもなぜか犬を抱きかかえ、少しずつ距離を詰めてくる!!


このとき感じていたのは、
「多分この人 、後をつけながら我々を動画で撮ってるな・・・。」
何が目的かは分からないけれど・・・荷物を持つ手元が明らかに不自然。

よみがえるいつかの映像

ここでかあちゃんが思い出すのは、少し前にテレビで見た動画。
覚えている方も多いのではないでしょうか。。。

関西のほうのとある女性が、老いた愛犬との散歩中に犬を何度も蹴っ飛ばし、そのたびに犬が地面に倒れて・・・っていう、あまりに痛ましくて正視できない動画。
これを見かけた一般人が虐待を心配して動画で撮影し、SNSに投稿したんですよね確か。
そして全国の愛犬家の間で一気に拡散され、「あまりにひどい」ということで、確かどこかの保護団体の方が地図アプリを使って場所を割り出し、その犬を救いに行った・・・この一連の出来事は大きな話題になって、朝のニュースなどでも大きく取り上げられた(気がする)。

もちろん、虐待なんてあってはならないことだ。
年老いた愛犬を蹴飛ばすなんて論外だ。

例外なんてない。許されない。もちろんかあちゃんだって100%そう思う。

犬を救った女性はニュースでヒーローのように扱われ、多くの人が称賛を送ったと思う。
その強い信念と行動力、心から尊敬します。なかなかできることじゃないと思う。。

でも今だから言えることだけれど、あの日何度も何度も流れるニュースを見ながら、メディアの加熱ぶりに、少し呆然となってしまったのも事実なのだ。。
インスタでも老犬虐待のニュースはバンバン拡散され、わたしのタイムラインにも何度も流れてきた。
あまりの騒ぎの大きさに、何となく怖くなったのを覚えています。

悪は叩き、正義は熱狂的に称賛される。このうねりって、SNSを通じてこんなにも強大な熱量を生むのかと。。

虐待と疑われるものは今、動画で撮って一斉に拡散され、居場所を突き止められる時代になった。
このことになんだか呆然としてしまって。
以来、あのニュースは妙に胸に残っていて、訓練中によく思い出します。

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あの事件以来、心のなかに生まれた ”おそれ”

まんぷくを幼稚園や訓練所の訓練士たちに預け、しつけてもらったこと、今でもよかったと思っています。
どの訓練士さんたちも、厳しいけれど例外なく犬が好きで、そして優しい人たちだ。

多分人間もそうだけど、本気で犬をしつけようとしたら(特にまんぷくのような暴れん坊)、「いい子いい子♡」だけでは絶対まともに育たない。
訓練士さんたちからもそれを教わったし、わたしもそれは間違っていないと思う。

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かといって、訓練士さんが犬をしつけるために犬を叩いたり蹴ったりするかといえば、決してそれはしなかったし、わたしも彼らからそうしろと教わったことは一度もない。
どんなにまんぷくが理性を吹っ飛ばして暴れても叩くことはしないでと言われたし、実際叩いたりせずともまんぷくを抑制する方法を、ずっと教わってきた。
今も、まんぷくを叱るときに手をあげたり蹴ったりすることは一切ないわけです。

たとえば公園を散歩していて、よその犬に対して吠えかかったり、飛びかかったりしそうになったときも、飼い主は冷静にリードと言葉を使い、まんぷくを抑制します。
こういう緊迫した場面では、力というより、飼い主の気迫や声をかけるタイミングが極めて重要になる・・・ということを、訓練士さんのもとで学んできた(そしていまだ、絶妙な間合いを習得できないかあちゃん)。

蹴ったり、殴ったりしなくても、犬の暴動は抑制できる。
だけど興奮して理性が吹っ飛びかけたまんぷくに対して、「お~よちよち。いい子だから吠えるのやめようねぇ~」はまったく通用しない。
こちらも相当に本気を出さないといけない。

と、頭ではわかってるんだけど・・・・

リードを使ってまんぷくの動きを制し、「やめなさい!いけない!!!」って怒りまくっているかあちゃんの、その一瞬だけを切り取って、第三者が写真に収めたら・・・・それをSNSで拡散したら・・・?
「虐待よ!!!」と思って騒ぐ人がいてもおかしくないだろうと思う。
飼い主が屋外でのトレーニング中、周囲の目を気にしてしまうことは訓練士さんも分かっていて、「訓練だっていうのは、ちゃんと周りにも理解されるものだから。必要以上にまわりの目を気にしなくて大丈夫よ」と言ってくれるものの・・・

気になるでしょ!!(笑)

だって前述のように、ダックスに階段のぼらせただけでぎゃあぎゃあ騒ぐ人がいるんですから・・・一部とはいえ。

正義とは何なのか

絶対的正義って何だろう?
ヒーローって何なんだろう。

虐待と訓練て、一瞬だけを切り取れば、見た目の上では、似ている瞬間がある。
目的は、行って帰ってくるほどゼンッゼン違うのに。

確か、虐待と疑われる光景を撮影してSNSに投稿した人も「勇気ある行動」と言って、称賛されたと記憶している。

だからこそ思う。
あの老犬虐待に関する一連のニュースが必要以上に拡散され、大きなニュースになったことは、一部の人たちに「こういうやり方がある」ってことを教えたんじゃないかって。
もちろん咄嗟の機転が、本当に犬を救うことだってあるだろう。
あのとき動画を撮って、SNSで訴えた人の見る目は、間違っていなかったんだろう。

でも、「あれ?」と思うものを何でもかんでも録画して拡散するのは、それはそれで恐ろしいことだ。
その本来恐ろしい行為が、一部肯定された気がして、それが怖いとかあちゃんは思う。
これによって、虐待とはまったく違う行動に対しても、自分の意に沿わないというだけでスグに「虐待よ!」と決めつけ、通報したり、やたらと録画して拡散したりする人が現れないと言えるだろうか。
あのときあまりに何度も繰り返されるニュースを見ていて、かすかに感じた違和感の正体はおそらくコレだろう。

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心にブレーキをかけていたものの正体

この日、見知らぬ女性から後をつけられて、ハッキリと自覚しました。
(もちろん本当にその人が我々を撮っていたかはわからないけれど・・・)
自分の心にブレーキをかけているものが何なのか。

乱暴しているように見えるものは何でも録画・撮影して拡散される。
ひと昔前はあり得なかったことが、自分の身の上にも起こり得る。

そう思うと、これだけ訓練を積んでも、訓練士さんを心から信頼しても、

どうしても、かあちゃんの心に急ブレーキがかかる。

「撮られてるかもしれない・・・」という恐怖感。
もしかするとそんなに複雑な目的なんてなくて、「ただ単に可愛いから撮ってた♪」ってだけかもしれないけれど(それはそれでどうなんだ)、無断でカメラを向けられるって、思ってた以上に不気味だ。。
芸能人とかよく耐えられるな~。勝手に撮られて痛くもない腹を探られることもあるんだろう。
大変な世の中になった。

訓練士さんから何度「気合いを入れて」と言われても、どうしても心のタガが外せずに、「ムリです・・ムリです・・・」となっていた要因は、まさにコレなのだ。

これをどうやって、克服するか?
喫緊の課題です。まんぷくが帰るまでに、改善できるか、どうか。。

ここから先・・・というか、本来わたしが戦うべきはまんぷくじゃなくて、自分自身だったんですね。
まだまだ、やるべきこと、課題は多いと感じる・・・・。

というわけで、今回はこれで失礼します。
また、次の記事で~。

割と狂暴なくせに、見た目がコレだからねぇ~(小さくて瞳ウルウル)。やりづらいんだよね(笑)。。。

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